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オービス日記

1999年初冬、オービスによるスピード違反をしてしまったときの一部始終を日記にまとめたものです。
最初のサイトにアップしてからもう5年も経過してしまったため、最近の取り締まり事情と異なる場所があると思いますが、
記録として新サイトにも同じ内容を移転しました。


9月5日(日)

朝5時50分ごろ、国道16号線を千葉から柏方面に向かっていた時のこと…
早朝なので、通いなれた道もクルマが少なくいつも以上に快調で、前に行くクルマをスィ〜っと追い抜いたところ、 突然、赤い光がピカッと光りました。…あれ?!オービスだ!

あせってスピードメーターを見るとデジパネの数字は98Km/h、完全に違反です。
しばらく放心状態でしたが、落ち着いてくるといろいろな考えが浮かんできました。
以前から雑誌で読んでいたり、友人から聞いていたので大体の成り行きは想像がついています。 あの速度ならオービス1発で5万〜10万の罰金。仕事が忙しいのに平日に 簡易裁判所に行ったり、免停講習も受けなければいけない…

しかし、この前に撮られたといってた弟は結局何ヶ月たっても呼び出しの通知がこなかった… ブルーな気分と、もしかしたら通知がこないかもしれないという甘い期待が交互に頭を巡ります。 まあ、くよくよしても仕方ないと自分に言い聞かせ、あまり考え過ぎないようにすることにしました。

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9月6日(月)

仕事の昼休みに走りやの同僚に昨日の話をしたところ、あのオービスは「Hシステム」というやつで、 なんとデジカメ搭載の最新型とのこと、フィルム切れなんて絶対ないからあきらめたほうがいいよと いわれてしまいました。千葉県民なら2週間前後、僕は埼玉県なので、1ヶ月くらいで通知が来ると いうので、腹をくくって待つことにしました。


9月8日(水)

この前は腹をくくったが、うまく写ってなくて通知こなかったりして…という甘い期待を持ってしまう。


9月10日(金)

残業続きでやっと仕事が終わり、自宅に帰ってきたら、居間にいやなオーラを放つハガキが…
もう来た!!千葉県警からの呼び出し通知です。
なんとたった6日できてしまったのでした。恐るべし、Hシステム…

呼び出し通知書
これがそのハガキです。

出頭日時が9月19日とありましたが、その日は大事な用事があり、行くことができません。 明日電話して聞いてみようと考えながら床につきました。

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9月11日(土)

千葉県警に電話をすると、日付変更は可能とのこと。いやなことは早く済まそうと、明日に変更してもらいました。


9月12日(日)

自宅から電車で約1時間かけて、京葉線千葉みなと駅にある千葉県警に着きました。建物に入ると正面に小さな受付 机がありそこにいた交通機動隊の制服を着た警官に金曜に来たはがきを出しました。

受け付けの机の斜め後ろに、折畳式の会議用の机が3つならんでいて、何人かの人が警官に取り調べを受けています。 といっても、たまに街中で行われているスピードやシートベルトの取り締まりの光景と同じで、違うのは室内ということだけ といった感じでした。

その席のひとつに座るように指示され、取り調べがはじまりました。「撮られたことに気づきましたか?」と聞かれたので、 オービスがあるのは知っていたし、はっきり気づきました。というと、次に紙に印刷された白黒の写真を見せられました。
デジタルカメラのハードコピーだそうです。これはどう見ても自分です。

3DCGソフトによるオービス写真再現
完全再現!これがオービス写真だ!(^^ゞ
本物はナンバーもくっきり写ってました。

斜め上から撮影されていますが、自分は車の前方をはっきりと見てカメラに気がついていないといった感じです。
「自分に間違いないです」と、違反を認めました。

 自分の席の横では、厚底サンダルをはいた今風の女の子が警官に「次は平日に家庭裁判所に行ってください。罰金は5万から10万くらい 掛かるのであらかじめ用意して行ったほうがいいですよ。」「免停になるので免許センターで講習があるけど、それは簡易裁判所に行く日 とは別ですよ」というようなことを聞かされるたびに小さく「ええ〜」っといったリアクションをとっている。相手の警官は 「スピード違反をするって言うのはそういうことなんだよ。」とビシッと言っていた。

で、自分はというとオービスの存在も自分が取られたことも知ってるので、言い訳のしようもありません。 調書を取るということで説明を受けます。
言いたくないことは言わなくて結構ですが、答える場合は正直に答えてください。といわれたあと、いくつかの質問に 淡々と答えていきます。

 警官:場所はここで間違いないですか?
 自分:はい、赤く光ったのを見たので間違い有りません。

 警官:何キロくらい出ていたかわかりますか
 自分:赤く光ってすぐ見たら98km/hでした。
 警官:大体あってますねぇ、99キロって記録されてます。
 自分:(心の声:おお!なんておれのNXのメーターは正確なんだ!!)

 警官:この道は何Km制限だったか知っていますか
 自分:50キロですよね?  警官:少し前に60キロ制限に変わってるんですよ。
 自分:(心の声:ということは39Kmオーバーか…49Kmじゃなくて良かった)

 警官:車検証を持ってきましたか
 自分:はい、これです。
 警官:あなたの所有者ということでいいですね。うーんこれはニッサンのなんて言う車ですか?
 自分:NXクーペです(心の声:毎日車を見てる交通機動隊の警官も知らないのか…やっぱNXってマイナー…)

といった感じでいくつかの質問に答え、赤キップに住所、氏名、勤務先、電話番号などを書きこみ、 最初に見た写真に割り印、後は調書と赤キップに6個所くらい印鑑を押しました。赤キップには指紋を押すところも有りましたが、 印鑑を持っていれば指紋は必要ないということでした。

こんなやり取りをしてると、一番奥の25歳くらいの男性が警官とやり取りをしているのが聞こえます。
 どうも自分には覚えがない。友人に貸している時の撮られたんじゃないか。取られたという場所には最近行っていない。
というようなことを言っています。警官がでもこの写真あなたに似てますねと切り返すと、自分の仲間は似たような感じの奴が 多んですよ。なんてことを言っている。つまり、いつ貸したのかも誰に貸したのかもわからないと言うことらしい。
おいおい横で聞いてる俺でも嘘に聞こえるぞ…普通自分の車を誰がいつ乗ってもいいようにしておくか?

警官もその男も世間話でもするような感じで穏やかに話しているが、警官のほうも資料を見せていろいろと説明をしています。
このオービスは225万画素のデジカメを使っていて、細かい部分まで記録されている。
拡大して目の静脈を調べて本人と識別することが可能である。大学に依頼してその調査をやってもらっているが、 識別率はかなり高い。過去に裁判で、この方法で真偽を判定した。
というような内容でした。ただのしらばっくれだったら、ばれるのは時間の問題です。でもいまさら「やっぱ自分でした」 とは言えないよな〜。

自分の方はあっさりと手続きは進み、調書の内容を警官が読み上げて確認した後、

・次は簡易裁判所の通知が来るのでそれに従うように。日付の変更希望等もそちらと問い合わせる。
・罰金は簡易裁判所で決定される。その場で5万から10万円の罰金を払うので、最大額を用意していったほうが良い。
・その後の免停講習は簡易裁判所とは違う日、場所なので気をつけてください

という説明を受け、免許証を返してもらい、無事に終了しました。他に受け取るものは何もなく、 さっき判を押した赤キップも簡易裁判所に送るということで、裁判所の通知を待つ以外はとりあえず罰金の用意くらいしかやることはなさそうです。
…しかし5万〜10万か、これは痛い…

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9月18日(土)

裁判所からの通知はまだ来てません。

会社の先輩や同僚にこのHPのことを教えたら、このコーナーの評判が変にいいらしい。
ちょっと間抜けなCG写真が受けてるようです。でも本物のオービスの写真はあんな間抜け顔じゃなくて、 もっと真剣な顔で運転してたんですけど…。


9月27日(月)

さらに1週間以上たちましたが裁判所からは相変わらず何の連絡もありません。

このままず〜っとこなければいいんですけどね。
僕の場合、自宅が埼玉、違反した場所が千葉ということで、警察→裁判所の手続きが県内での違反の場合と多少 違うのでしょうか?
そういえば警察に出頭したとき、一通りの手続きが終わってから警官に「これで今日は終わりですが、あなたは住所が千葉では ないので今日お持ち戴くものは何もありません。」というようなことを言われた。
ということは千葉県内に住んでる人は何かの書類をもらって帰っているのでしょう。それが何か聞いておけば良かった。


10月3日(日)

また1週間たちましたがまだ簡易裁判所からの連絡はありません。そんなに時間がかかるものなんでしょうか? まあ、はじめの出頭のハガキが来るのが異常に早かっただけで、こういうのはいつも忘れた頃にやってくると 相場が決まってますが…


10月9日(土)

う〜ん。まだ来ません。ほんとにこのコーナーは完結できるのだろうか。
それはそれでラッキーだけど…。こないはずないか。


10月17日(日)

あいかわらず何の進展も無いこのコーナーですが、以前やはりオービスでつかまった友人の話では、 (住所のある)県内での違反なら警察に行ったその日のうちに簡易裁判所に行く日時を言われるのだそうです。
「今日お持ち戴くもの」というのは、裁判所への手続きの書類かなんかだったようです。 ということは僕の場合千葉県警→埼玉県警→埼玉の簡易裁判所という流れに時間がかかっているのでしょう。


10月20日(水)

このまま来なければいいな〜 思いつつ家に帰宅すると、何やら薄い封書が…
早速開けてみると、埼玉県警からの「行政処分呼出通知書」なるものが入っていました。

《あなたは免許停止30日に該当するので指定の日時に県警の自動車学校に出頭してください。》 と 書いてあり、裏をめくると講習案内になっています。講習の内容は9時10分までに受付を済ませ、 学科、適性検査、シミュレーターの運転を行い、考査成績が優の人にはその日の内に免許が返還されるというもので、 受講料は13800円!!
行政処分呼出通知書
スキャナーでうまく撮りこめなかったのでhtmlで再現しました。

お袋いわく「7〜8万円くらいかかるって言ってたのにそれぐらいで済んでよかったじゃない」って、違う違う! このあと裁判所から別に出頭の通知がきて、そっちで払わなきゃいけないのに…

日付をみると、10月25日(月)となっています。はあ〜有給使っていかなきゃ…。

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10月21日(木)

上司に25日の有給の許可をもらい期せずして今週末は3連休になってしまいました。
一昨日きた封書を見せたらすぐOKくれました。


10月22日(金)

今週の仕事も片付いてほっとして帰宅すると、またもや堅い雰囲気のハガキが… 差し出し元が○○検察庁になっています。こんなに連続してくるとは思わなかった。
しかも通知を送ってくるのは裁判所じゃなくて検察庁なんですね。

検察庁からの葉書
これがそのハガキです。

10月26日(火)9時〜10時に出頭しろと書いてあります。免停講習の翌日です。 行き先の地図を見ると検察庁と裁判所は隣り合わせになっています。 検察庁に出頭して、横の裁判所で簡易裁判を受けるようです。

さすがにこの日も休むわけにはいかないので、終わり次第出社することにしました。
それにしてもこのコーナー、1ヶ月近くネタが無かったのにこの急展開。

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10月25日(月)

今日免停講習に行って来ました。乗りかえる電車を間違えてあわてて引き返し、タクシーに乗り換え ぎりぎりで受付に間に合いました。講習を受ける場所は警察から委託されている埼玉自動車学校という 教習所でした。隣は警察学校になっていて、何やら体育会系の掛け声が聞こえてきます。

受付

受付で「行政処分呼出通知書」と免許証をだすと、「講習を受けられますか?」 と聞かれるので、ここで受講料13800円を渡します。すると引き換えに10000円の収入印紙と それを貼りつけて提出する書類を渡されます。どんな物かよく見たかったのですが、時間ぎりぎりだったのでじっくり見る暇もないままに 長机に並んで座っている制服のおじさんたちに言われるがまま「はい、印紙貼るから出して」「印鑑ここに押して」 「はい、それこっちに渡して」と次々と流れ作業が続きます。最後のおじさんが教室番号の書いてある紙をくれるので、そこに書かれている 教室に向かいます。

講習内容

ここで全員が着席すると、おじさん、もとい教官が今日の一日のスケジュールの説明をはじめました。 あたりを見まわしてみると教室の中は約80名ほどで7割が10代と20代、残りがそれ以上の年齢の人といった感じです。男女比は9:1といったところ。 女の人の方が運転で無理をしないのでしょうか?
 教官によると今日はこの教室と同じように全部で5つの教室で免停講習をやっているとのこと。 今日のスケジュールは午前中に座学で1時間、その後シミュレータを行い、1時間の休憩の後に 座学をもう一時間、そして適性検査、最後にテストをするといった内容です。

講義

講義の方は最初に手渡されたテキストに沿って 教官が説明をしていくといったもので、免許の更新時に無違反で無かった人が受けるものと同じようなものです。ただ、最期に テストがあるので、出る場所には「はい、ここは重要ですから線を引いてください」といった感じでポイントを教えてくれます。 落とすための試験ではなく通すための試験といった感じです。

運転シミュレータ

次にシミュレーターです。最近はどこの教習所にもありますが(というよりも講習を受けてるここ自体が普段は教習所)僕が免許をとった教習所には無く、興味深々です。 ゲーセンにあるゲームマシンのようなものです。三菱プレシジョンという社名がついていてどうやらステアリングやメーターパネルも 三菱車の流用のようです。ざっと見たところ16台の運転席端末と1台のサーバ(DELL?)で構成されてます。走行感覚はなかなかリアルで、あまり細かい映像でなくても実際のクルマで 走っている気分になってきます。
 シミュレータの内容は、音声の指示にしたがって走行し、様々な危険シーンを体験するといったもので 計4シーンをやりました。突然前の車が急ブレーキを踏んだり、かなりゆっくり徐行してるのに隙間からバイクが突っ込んで来たりと ゲーセン感覚でやるとすぐに事故ってしまうような内容で、僕も1シーンで人を引いてしまいました。
 面白かったのは僕の前にやっていたおじさんで、感覚がつかめないのか壁に激突してずりずり音を出しています。 でも、本当のクルマとは感覚も違うし、ゲーセンに入ってやったことも無いだろうから無理もないかもしれません。若い人はこのマシンの成績が全般に良いそうですが、 ただゲーム慣れしてるだけかも。
このシミュレーションマシン、画面内で見えるガソリンスタンドは三菱のマークだし、前方を走っているセダンは旧ギャランにそっくり、 クルマの中央を表す目安となるマークがあるのですが、それも三菱マークと、良く見てると徹底して三菱をアピールしています。
また、奥にはバイク型のマシンもあったのですが、自分の位置からは見えませんでした。

適性検査

昼食後に残りの講義1時間をすませ、適性検査です。メガネ屋にあるような覗き込み式の視力測定機で動体視力と暗視力を測った後、 これまた温泉旅館残っているようなゲーム機を思わせる小さいハンドルの着いた測定機で何やらゲームみたいなことをやります。
画面に円がでたらボタンをはなすとか、ハンドルをきって目標物にカーソルをタッチさせるといったものを3種類ほどやりましたが、 結構難しく、集中して画面を見すぎて目が痛くなってしまいました。慣れればうまくできるのでしょうが、それではきっと診断の意味が無いでしょう。 とりあえず「普通」という診断結果が出て一安心です。

実力考査

最期にいよいよ試験ですが、40点満点中34点を取らないと今日免許証を返してもらうことができません。(適性検査やシミュレータの 結果は関係ないようです)おそるおそる問題を見ると…
 なんだ。楽勝でした。あの2時間の講義ははたして必要だったのか疑問に思うくらい常識的なことしか問題になってません。ちょっと迷う問題も 教官が講義のときに線を引くよう指示しています。 「交通事故は周囲の条件だけでなく、運転している人にも原因がある」というような感じの問題です。

免許返却

4時30分、試験の発表があり、当然のように1名を除き全員合格でした。落ちる人がいるというのもちょっとびっくりでしたが。 「運転免許停止処分書」を受け取り、ミシン目のある部分が誓約書になっているので切り取って印鑑を押します。誓約書と引き換えに 無事に免許を返してもらい、今日一日で免停が解けることになりました。今日から無事故無違反を1年間続ければ、また前歴が0になります。 しかし、合計で4点以上の減点をもらうとまた免停が待っています…1年以内に免停を受けると3年間は無事故無違反にしないと前歴が消えないのだそうです。
安全運転。安全運転っと。

これで行政上の処分はおわり、後は刑事処分を受けなくてはなりません。
明日、裁判所(もとい検察庁)にいってきます。

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10月26日(火)

今日検察庁へ出頭してきました。
 呼び出しの葉書には午前9時〜10時の受付とあるので、ちょっと早めに家を出て、8時45分くらいに検察庁につきました。 建物は法務省との合同庁舎になっていますが、2階建てのあまり大きくない建物です。葉書の指示どおりに2階に行くと、○○担当官と 書いてある方は直接提出してくださいという張り紙があります。部屋に入り、自分の担当官に葉書を渡すと、隣の待合室で 名前を呼ばれるまで待っててください指示されました。待合室を見渡すと、どうやら先客がいます。呼び出し時間に幅があるのは、 同じ時間にまとめて何人か呼び出して手続きするためでしょう。待合室には窓があり、2階なので周辺の田んぼや畑が良く見えて のどかな光景です。想像していた堅苦しい雰囲気はありません。

待合室には雑誌が置いてあり、なぜかボクシング漫画の「はじめの一歩」総集編だけが積んであります。ここの職員の人で 好きな人がいるんでしょうか?一冊手に取り、ぺらぺらとめくっていると、他の人の名前が呼ばれました。しかし、トイレか何かに行ってるらしく 姿が見えません。すぐに自分の名前が呼ばれました。
 さっき葉書を出した部屋に通されると、まず免許を出して、氏名と住所の確認をしました。 担当官がめくっている書類は、千葉の警察で切られた赤キップと調書、オービス写真のハードコピーです。 違反をした日時と、場所を聞かれ、間違いが無いことを確認しました。「書類で行う簡易裁判にかかることに異議が無ければ この紙に名前を書いて、印鑑を押してください。」ということで、簡易裁判を認める書類に名前と判を入れ、手続きはあっという間に終了しました。

一番気になる罰金はどうなるのだろうと思っていましたが、書類が裁判所で審査され、2〜3週間で罰金が確定すると振込用紙が郵送されてくるそうです。 千葉県警に出頭したときの警察官は、裁判所に呼ばれたらその場で払えるように10万くらい持っていった方が良いと言ってましたが、直接呼び出すのは検察庁だし、 罰金は振込みということではじめに聞いていた事とだいぶ違うと感じました。 待合室のポスターに、<何月何日から罰金の支払いは振込みになりました。>と書いてあったので最近変わったようです。 てっきりこのまま隣の裁判所に行って罰金を言い渡されるものとばかり思っていました。
結局今日も罰金がいくらかかるかわからずじまいでした。

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11月9日(火)

検察庁への出頭から約2週間、裁判所からの封書が届きました。
封を開けてみると、千葉県警で見て、検察庁に出頭したときにサインした赤キップと、「お知らせ」という紙が入っています。 赤キップの方をピラッとめくって裏を見ると、「即決裁判結果通知書」という欄があり、気になる罰金の金額が…

主文 被告人を罰金70000円に処する
これを完納することができないときは金5000円を1日に換算した期間被告人を労役場に留置する。

自分が被告人だったということに改めて気づいてちょっとショックだったのですが、さらに気になるのはその下の文章。罰金の分働くのはいいとしても「労役場」ってどんなところで 何をするんでしょう?1日5000円では70000÷5000で14日もかかってしまいます。もし自分が金が無い変わりに時間があったとしても、ちょっとどんな所か 体験する気は起きません。おとなしく罰金を払うことにしましょう。

「お知らせ」の紙の方には「罰金は検察庁から送付される納付書より最寄りの市中銀行から納付してください。」 と書いてありました。
赤キップのほうをさらによく読んでみると、裁判についての詳しい説明が書いてあり、やっとすべてを完全に理解することができました。 以下、内容をそのまま転載します。

即決裁判・略式手続説明書/即決裁判結果通知書
いわゆる赤キップの裏側です。かなり見にくいですが… 文面は以下の通りです。
即決裁判・略式手続き説明書 あなたは検察官のもとに出頭したのち、表記違反事実について起訴されると簡易裁判所の裁判を受けることになります。
その場合、あなたに異議がなけれぱ、公開の法廷で通常の規定による裁判を受けるのではなしに、交通事件即決裁判手続き法により、法廷に出頭し簡易な手続きで即決裁判を受けるか、または刑事訴訟法の定めるところにより、法廷には出頭しないで裁判官に書面審理をしてもらう略式手続きによる裁判を受けることもできます。
これらの簡易な手統で裁判を受けたときでも、もしその裁判に不服があればその裁判を受けた日から14日以内に正式裁判の請求をすることができます。
そこで、あなたが即決裁判手続きまたは略式手続のいずれかによって裁判を受けることに異議がなければ、その旨を明らかにするためあらかじめ(出頭する前に)自分自身で下の申述書欄に署名しておいて下さい。(即決裁判手続きまたは略式手続きによることに異議があるときは、署名しないままで出頭して下さい。
その場合には、検察官があらためて出頭すペき日時を指定することがあります。

…というわけで、通常の裁判とは別に、

・即決裁判なら(裁判所出頭→罰金確定→その場で払う)
・略式手続きなら(書面審査→罰金確定→振込み)

という2種類の手続きが存在するということのようです。 通常の裁判を希望しないのならば、即決裁判か略式手続きのどちらかで済ませることができ、自分の場合は検察庁で書類による審査に 同意したためにこのような手続きになったのです。

それにしても、移動オービスや白バイによる取締りならばこの紙(赤キップ)をすぐ受け取るので真っ先に読むことができますが、 今回のケースでは裁判に関することが書いてあったのも、この段階になってはじめて知りました。
自分の知識の範囲内でおかしいところは無いと思っていたので細かいところを気にしていなかったのですが、知らないことがイコール自分の 不利益にもなり得るので、今後これらの役所と関わるにあたって、何かわからないことや不信な点があれば自分の納得のいくまで質問することが 重要だと感じました。

というわけで、こんな薄い紙で裁判が終わったんだな〜という寂しいような安堵感を覚えつつ振込み用紙の到着をまちます。

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11月18日(木)

罰金の振込用紙が届きました。11月26日までに検察庁宛てに振り込まなくてはいけません。
罰金は前回書いたように7万円です。7万あれば色々買えるな〜と思っても、これは自分のまいた種。 あまり考えずにさっと払ってしまおうと思います。

罰金の振込用紙
振込用紙
銀行か信用金庫で納付できるそうです。郵便局は不可で、人によっては不便かも…

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ゲストからの情報

1週間ちょっと前、このコーナーを読んでくれた方からメールをもらいました。 彼もオービスで捕まったことがあるそうで、色々と面白い情報を書いてくれました。
転載の許可を頂いたので、ここで簡単に内容を紹介したいと思います。

メールの主、Sさんもあの「恐怖の赤い光」を光らせてしまったそうで、呼び出しが来ると早速警察に出頭しました。
呼び出しの日時を間違えてしまったので他の機動隊員が応対してくれたそうです。51Km/hオーバーで、写真もバッチリ。 そこで免許証を提出すると、「うーん、これは・・・。ちょっとコピーさせてくださいね。」と言われ、 15分くらい待たされました。
実はSさんの免許はアメリカで取得したものだそうで、日本では国際免許で運転しており、それも 通常の写真入のものが出来るまで臨時に使用する、紙に印刷したものだったそうです。もちろん臨時といっても正式な免許ですが 警察の人も困っていたようです。贋物かどうかを判別するためにコピーをとっていたようで、その日はそれで終わりました。
次に行ったときも「この免許証が本物かどうか調べますんで」といわれ、20分くらい待たされ、大量のコピーを取られたそうです。 その日もそこで終わりでした。
2回の出頭の時のSさんの警察への態度としては、
・印象を良くするためスーツを着ていった。
・必要以上のことはしゃべらないようにした
・「最近本当についてないんです。借金もあるし、なるべく早くお願いします。」というような話をした。
・国際免許なのですごく慎重だった。
といった感じでした。

その後、警察からの連絡が留守電に入っていたそうです。「こちらとしても色々検討させていただきましたが、 今回は不起訴という結論になりました。口頭で注意という処分になりましたのでこの電話をもって終わり、ということ にします。スピードには注意してくださいね。」という内容だったそうです。

国際免許は本物かどうかを証明するのに半年位かかるそうで、警察も調査が面倒だということだったらしいですが、 出頭したときに見せたパスポートがアメリカの入国印だらけで、嘘をついてるように思われなかったことと、 2回の出頭でのSさんの心証が良かったのも不起訴になる要因の一つにあったと思います。やはり怪しい人間なら 国際免許だろうと徹底的に調べられるでしょうから…

Sさんの場合は国際免許というごく珍しいケースですが、やはり無理に強気に出たりしないで相手の心証を良くするというのは 警察を相手にするときにみんなに注意する点として共通だと思います。(自分に全く非がない場合にそれを主張する時は別ですが…)

その他、色々面白い情報を教えてくれました。 ・嘘をついて、それが嘘だと発覚した時には偽証罪に問われる。(注意!)
・違反をしたのならサインは絶対にしないといけない。法廷で争うことになってしまう。(時間も費用も掛かる)
・フィリピンなどの免許だと偽造が多いので今回のケースのようにはいかず、徹底的に調べ上げられる。
・もし日本の免許で取り消しになっても、どうしても免許が必要な場合はグァムかサイパンでアメリカの免許を取得して、 日本では国際免許で運転できる(!!そんな裏技があるなんて…)
・ただし、国際免許は一年ごとの更新が必要。Sさんも一年ごとにアメリカに行っているそうです。

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12月14日(火)最終回

しばらく更新をさぼってしまいました。
振込み通知の来た翌週の月曜日(11月22日)に貯金から7万円をおろし、昼休みに振り込んできました。 振込用紙とお金を渡して領収書をもらうだけ。実にあっけないです。
9月5日にスピード違反でオービスに撮られてから、罰金の振込みまで78日。 これが長いか短いかは人によるかとも思いますが、自分にとっては以外とあっという間の出来事でした。 仕事が非常に忙しい時期だったので、違反についてあれこれ考える余裕がなかったからかもしれません。
また、掛かった金額は、免停講習受講13800円+罰金70000円で計83800円でした。

罰金を払ってすべての手続きが完了したところでオービス日記はとりあえず今日で最終回ということにします。 「NX MANIA」HPの開設から同時進行で更新してきたこのコーナーですが、以外と読んでくださった方が多く、 NXクーペオーナーの方以外にも何通ものご意見、励ましのメールを頂きました。いろいろと参考になる お話もあり、ためになりました。どうもありがとうございました。

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