旅の日記帳(中国/広州&マカオ)

■広州観光とマカオでギャンブル  (2003年12月19日  5日目)

中国系オーストラリア人アンドリューに出会う

朝、目覚めると到着したばっかりの人がやってきた。 ふちの細いメガネ、スキー用と思われるジャケットを着ていて、 パッと見日本人に見える彼はなんとオーストラリア人だという。 両親が中国の出身で、マカオに近い村で生まれ育ったので、 その両親の故郷を見に来たのだそうだ。以前日本語の教師をしたいたそうで、 日常会話の日本語には不自由しない。

自分を含めた同室の日本人3人と彼でしばらく旅の話をしていたが、インターネット屋に行くことにした。 先に昼ごはんを済ませようと、滞在の長いKさんのなじみの店にいく。 いかにも地元っぽい食堂で、上野なんかの高架下にあるような店。古びた感じがなつかしい。 マカオ、香港を除く中国本土へは以前行った上海しか言ったことはないが、 なにか懐かしいような、それでいて不思議な違和感があって、心の奥をくすぐられるような奇妙な感じがある。 広州を一日だけというのはもったいなかったかな。と思う。
適当に好きな具を3種類くらい選んでご飯とスープがついて、5元(80円くらい)。 地元の人には500〜600円くらいの感覚なんだろうけど、旅行者にしてみればやっぱり安い。

インターネット屋は旅行者が使うというよりも、地元の人がゲームをやったりメールをチェックしたりするための店のようで、 OSは中国語、日本語はダウンロードして読むことだけはできた。一時間2.5元。40円くらいか。 韓国語OSのときはメニューを探すにも苦労したが、中国語なら漢字でなんとか理解できる。

川沿いの公園 食堂の定食
定食屋の5元めし。
ご飯+3品で75円くらい

広州の市場 売り物にビビる

ここで日本人の二人とは別れ、中国系オーストラリア人、アンドリューと二人で行動することになった。 俺がマカオにバスで行くつもりといったら、彼もマカオの近くまで行きたいので、バスの乗り場を一緒に見に行きたいということだった。 広州の町を見学しながらいくつもりで、地球の歩き方の広州の部分だけをコピーした紙を握り締め出発する。
昨日乗ってきた地下鉄の駅のそばに市場があるらしい。比較的交通量の多い道路のそばに駅があり、その駅をすぎる道路脇がゴチャゴチャしている様子。 大きな建物のなかに乾物屋らしき店が密集していて、普通の魚介類の乾物のみならず、タツノオトシゴやヒトデが売っている。 いったいどんな料理に使うのか、それとも漢方薬の材料なのか。
乾物の一角をすぎるとこんどはケモノくさくなってきた。鶏やイノシシがいるようだ。 奥のほうまで行けばもっと色々な動物がいるらしい。SARSの発生源が市場の売り物のハクビシンだという説があって、 取り扱いが禁止されたそうだが、ここがその問題になった市場なんだろうか。

さらに奥まで歩くと、今度は魚などの魚介類を売る区画があり、生け簀に入れて生きたまま売ってる店などがあり、生臭いにおいが漂っている。 下が舗装してないのでグチョグチョ。足元に注意しながら歩いていると緑や黄色の小さいトカゲがまとめてグシャッと捨ててあってギョッとする。 今冬もSARSの再来が心配されている時期なのでちょっと怖くなったが、 そんなことを気にしている人は一人もいないようだ。

市場の一角 市場の一角
ここは道路沿いの表部分で
もう少し奥に小さな建物がたくさんある
もっと写真とっときゃよかった。
ヒトデとタツノオトシゴ
乾物屋さんの売り物
タツノオトシゴとヒトデ
どうやって食べるんだろ

六榕寺

市場は迷宮のようでもっと見物してみたかったが、時間もあまりないので移動することにする。 地下鉄の駅に戻り、広州で有名な六榕寺へ。九重になってる塔に登ってみたくてやってきた。
しかし入場料が一元(15円)なのに中央の塔へ上るには十元(150円)もかかる。 始めアンドリューが気を利かせて入場料だけを買ってきてくれたのだが、別料金ということがわかり、入り口の係員に尋ねると、券売所でもう一度買えという。
面倒くさいと思いつつ戻る。両親が中国人のアンドリュー、当然中国語もぺらぺら(広東語かも?)さっと買いなおす事ができた。 塔は階段だけなので上っても上ってもなかなか最上段に到着しない。同じ形でも上部に行くほど小さくなる構造なので手すりの高さも低くなる。 息を切らせながら最上部につくと、広州全域とは行かないが、寺の周辺をすべて見渡すことができた。最上部にはちょっと 色黒な係のおじさんがいて、写真を撮るのを手伝ってくれた。アンドリューはここでも中国語でペラペラと会話している。 単語の一部を耳に入れながら、頻繁に空港に降り立つ飛行機をぼーっと見上げていた。

もう夕方、そろそろマカオに向かわないと到着が深夜になってしまう。 ガイドブックを頼りにマカオ方面行きのバスが出発するホテルに向かう。
再び広州地下鉄を利用して降りた駅に中国大酒店という高級ホテルがあり、 その裏手からマカオ行きのバスが出ている。一時間に一本ほどの割合で発着しているらしく、 20分先の発車のチケットを購入した。値段は55元。(約800円)

20分あれば近くの公園の中にある広州タワーも見られるかと思っていたが、公園は入園料を取る上、タワーへもかなり遠そう。、 20分では無理と思い、ホテルに引き返し1時間後の便に振り替えてもらった。
少し余裕の出来た時間で、なにか記念になるものを買いたかったのだが、この辺りは店もないし、気の向くままに行動したいのだが アンドリューにその辺の微妙なニュアンスが伝えられない。 日本語が出来るだけにかえって解散するタイミングを切り出せない。ちょっといらいらしてしまう。
六榕寺の塔 六榕寺の塔
たぶん九層になっている。
上にいくにしたがって小さくなっているので、
遠近法で実際より高く見えるようだ。
六榕寺の近くの店
六榕寺の近くにあった店
仏具店かな?
こういう中国っぽい店が意外と少なくて
その後土産探しに苦労した

広州からバスでマカオへ

結局アンドリューはバスが出るまで見送ってくれた。律儀というか、イイ奴なんだけど、 自分がうまく伝えられなくて邪魔に思ったのを申し訳なく思う。
マカオ行きのバスは意外と空いていて、これなら楽チンだと安心していたら、あちこちのホテルやバス乗り場に停車し、局満席になってしまった。 どうやら日本人は自分ひとり。とは言ってもしゃべらなければ違和感なく溶け込んでしまう。 途中の景色はそんなに面白いものではなく、高速道路に入ると単調な景色が続く。 ちょっと気になったのは立派なビルが空っぽで放置されているように見える物件が多いこと。 上海でもそういうのを見かけたが、先に計画を立てて箱だけ作って、入れるものがない。という感じがする。 ちょっと違和感を感じるのはそうした生気のない建物を見る機会が多いせいだろうか。

このバスは、マカオ行きと行っても実際はマカオと中国本土側との境界がある、珠海までとなっている。 経済特区であるこの街までくると再び高いビル、ネオンがまたたく都会になる。地下のバスステーションで降りて、エスカレータを上る。 思いがけず広いショッピングモールに出くわした。っといっても小さい店がぎっしりと密集する感じ。 ヒスイを売る店を見つけ、そこで香港で買った紫色のヒスイのビーズと同じ物を見つけたので値段交渉してみる。
オレ:10元!(150円) 店員:売った!
ええっ 香港ではHK$70(約1000円)も出して買ったんだけど・・・・

その他足マッサージだの美容室だの美容整形だのウォークマンやCD、似時計、おもちゃ、などなど、探せばなんでも売っているようだ。 ひとつのエリアに同じ業種がびっしり並んでいるのが面白い。
センスのないケバイネオンの店を見ながらマカオに入るイミグレーションの入口を探しているのだがなかなか見つからない。このフロアの上だと気づいて階段を上がってビックリ。 いままで見物していたマーケットの上は広大な広場になっていて、その先に視線を移すと中国風の門のような形のイミグレの建物がドーンと建っていた。 公共の施設をやたらとデカく作るのは国家の力を民衆に誇示する為なんだろうか。それとも国土が余ってるから?

この珠海-マカオのイミグレは人の往来がかなり多いらしく、パスポートにスタンプを押してもらうまでに一時間近くかかった。 並んでから書類を書き込んでも十分間に合う。 中国側を出境し、マカオに入り入境手続きをする。マカオ側はイミグレが工事中でちょっとしょぼかった。
バスターミナル上のショッピングモール バスターミナル上の
ショッピングモール
ネオンの色がケバイ
珠海側イミグレーション
珠海側イミグレーション「珠北口岸」
手前の広場の真下が
左の写真のショッピング街になってる。
中国式屋根がすごいインパクト

マカオのドッグレースとカジノ

中国からマカオに入ると何かほっとする。中国側で無意識に感じる妙な圧迫感と言うか、違和感がなく、しっくりする感じ。 もうすっかり暗くなってしまったが、とりあえずカジノを目指す。 途中、ドッグレース場があることを発見し、少し挑戦することに。 ドッグレース場は競馬場をふた周りくらい小さくしたような雰囲気、今日は客が少なくて閑散としている。 入場券+犬券?購入用チケットのセットで40香港ドル(700円くらい)この40ドルをそのまま掛け金に回せるのだ。 犬は競馬と同じようにゲートに入り、スタートと同時にコースの脇にセットされたレールを走るダミーのウサギを追いかける。 よく訓練されているのか、犬の本能なのか、追いかけないでふらふらする犬が居ないのが不思議。 馬よりも小さい分スピード感が凄くて、競馬とはまた違った見ごたえがある。 犬の調子の良し悪しなどいきなりは判らないのでオッズを見て適当に購入。3レースほど単勝で勝負したがかすることもなかった。 もともとドッグレースで旅費を稼ごうという考えもないが、面白い物を見物したという気分

夜も9時を過ぎているが、このままカジノも行ってみたい。そのままテクテク歩いてマカオ1のカジノホテル、リスボアへ。 ここはクロークで荷物を預かってくれるので手ぶらでウロウロできる。返る直前に返してもらえばいいので、無料ロッカー気分だ。 カジノというとラスベガスを連想してしまうが、あちらが旅行者が多くネオンギラギラでどこか非日常的なのに対して、 こちらは調度品がヨーロッパ風でもどこか下町的でカジュアルな感じ。たまーに日本語も耳に入るがほとんどは地元マカオか香港の人だろう。 サイコロ3つ転がして9より大きいか小さいかを当てる、大小というゲームをやることにする。

旅の小説で有名な「深夜特急」で著者はマカオでこのゲームをやって、ディーラーの操作の裏に隠されたサインを読み取って勝ちに行くのだが、 目の前で見ていてもそんな秘密があるとは思えない。サイコロの入った半球状の機械のボタンを3回くらいガンガンと押して、ぱっと開けるだけ。 過去どちらが出たかも記録されていて、大がずっと続いていたり、大小を繰り返したりという台もあるが、 大きく勝っていく人もいて、操作はされていないように思える。
自分の直感に頼り、ベットが始まると同時にサッとおいて、あとはサイコロの目が出るのを待つ、という感じで勝負していたのだが、 これが不思議とよく当たり、3回に2回は勝つといったペースで、ケチケチと掛けていたのだがいつのまにか倍になっていた。 これで香港を出るまで、もうお金を下ろさなくていいな〜と思い、ちょっと調子付いたのがまずかった。
もうそろそろ明け方だし、日が昇ってから香港行きの高速船で帰ろうと思い、あと一時間のつもりで新しいテーブルにつく。
あれ、あれ、あれれ?調子が良かったはずの自分のカンはすっかり当てにならなくなり、結局香港に帰ろうと決めた時間には買った分のチップは全て失っていた。
最終結果は日本円でマイナス1000円くらい。一晩楽しく遊べたのだからまあ良しとするか。

ドッグレース場 リスボアホテルのネオン カジノの中
ドッグレース場
出走前の様子
リスボアホテルのネオン
一年半前は改装中だった。
一段と派手になった気がする。
リスボアホテルのカジノ
本当はプライバシーを守るため撮影禁止

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