シンガポールの正月は旧正月がメインなので、もう郵便局は営業していた。
壊れたパソコン一式を日本に向けて送り出す手配をする。いまいち書式が不安。ちゃんと届くだろうか。
午後、N君と一緒にマレー鉄道の起点、シンガポール駅へ。
ここで時間を調べて、ちょうどいい時間があれば買ってしまうつもりだ。
明日なら9時すぎ、今日なら22時の便がある。
シンガポールも3回目。あまり長くいても仕方ないと判断し、急遽22時の列車を予約した。
N君はもう一日シンガポールに滞在し、翌々日の朝の列車に乗ることにしたそうだ。
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シンガポールの郵便局 ロチョーロード近くの支店 ちゃんとデザインされててカッコいい |
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| シンガポール駅のチケット売り場。 一日数本しか出ていないので 構内は閑散としている |
バンコクでの再開を約束し、N君とは駅で別れた。
残りの時間でシンガポールでも少しは観光でもしようと、タクシーでジュロンバードパークへ。
思ったより遠く、30分ほど走って到着。
ジュロン地区にあるこの公園は世界中の鳥が集められて、その鳥達を調教したショーが観られる所だ。
フラミンゴのエリアは大きな池だ。ネットは張っていないが飛んでいかないのだろうか。
日本でフラミンゴを観ながらカニチャーハンを食べられる「メヒコ」という変なレストランがある。
ここのフラミンゴはそこの数十倍はいそうだが、フラミンゴを見ると条件反射的にカニチャーハンを思い出す変な癖がついてしまった。
フラミンゴを見ながらカニチャーハンを思い出し、腹が減ってきた。
ペンギンのエリアはどこでも同じ様に水の中で泳ぐ姿をガラスごしに見る事が出来る。
同じなんだけど水中を飛ぶように泳ぐペンギンについつい見入ってしまう。
気がつくと、鷲のショーの時間になっているので、会場に向かう。
すでに始まっていて調教師が出す笛の合図にしたがって編隊を組んだ鳥達があらわれる。
指示どおりに舞う鷲達の動きは見事だった。午前一とか午後一に来ると、こうしたショーを順番に回って全種類見られるらしいが、今日はこれで終わり。
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オウムと記念撮影する親子 ここはファミリー向け。 一人できても楽しくないかも |
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| 餌を乗せた皿を観客の女の子がもって 調教係が笛を吹くと ババッと飛んできて餌をとる |
ショーを見終わって出口に向かうと、空からギューンという音。戦闘機が一瞬視界に入った。
この付近はシンガポール空軍の飛行場が近いのだろう。初めてジェット戦闘機が間近で飛ぶのを見た。
淡路島ほどの国土を戦闘機で守るなんて少し妙な感じもする
シンガポールに来たらこれだけはやろうと決めていたことがある。
それは、有名カクテル シンガポールスリング発祥の地、ラッフルズホテルのロング・バーでシンガポールスリングを飲むことだ。
過去2回のシンガポール訪問でなんとなく敷居が高くて行けず、気になっていた。
実は昨日もN君と飲みに行こうとしたのだが、宿のおっちゃんの「GパンにTシャツじゃ入れないぞ」という一言で躊躇して行くのをやめてしまったのだ。
今日はGパンだけど襟付きのシャツだし、とにかく行ってみよう。
ロング・バーはラッフルズホテルのショッピングアーケードの一角にある。高級な雰囲気でコロニアル風の邸宅の回廊と言った趣。
入り口をそ〜っと覗き込んでから、恐る恐る、ゆっくりと入ってみた。
気がついたスタッフが難なくカウンターに通してくれた。
そして一言「シンガポールスリングですか?それともビールにしますか?」は?
横のカウンターを見ると秋葉原系バックパッカー(そんな分類はないけどなんとなく。だらっとした長髪に黒ぶち眼鏡、襟付きシャツの男だ。)が一品料理を食べながらシンガポールスリングを飲んでる。
ほとんどの客はシンガポールスリングだけ飲んで帰っていくのだろうか、バーテンダーは注文も待たずにシンガポールスリングをドンドン作っている。
ここでシンガポールスリングを頼んだら、観光客丸出しでカッコ悪いなあ、よし、俺は隣の日本人とは違うぜ。そんな変な見得で最初はカールスバーグを注文した。
服装を気にしてきたのだが、あたりを良く見れば白人のおっさんなんかはタンクトップにサンダル、滅茶苦茶カジュアルだ。
ここが由緒正しき格式高いバーだったのは昔の話で、今は俺のようなおのぼりさんにも普通に開放しているらしい。たぶん宿のおっちゃんは来たことないんだろうなぁ。
テーブルの上には小さなバケツのような容器があり殻つきピーナッツが満杯。こいつは食べ放題で殻はどんどん床に捨てるものらしい。
まだまだもったいぶって次はダイキリをオンザロックで。
ここまでは注文してから一呼吸あって自分のために入れられたことが分かる。
いよいよ最後にシンガポールスリングを注文。
すると一瞬で運ばれてきた。どうやらこれだけはバーテンダーが作り溜めしているようす。
グラスにはピンク色の液体がそそがれ、パイナップルとチェリーのデコレーション。
あんまり男が渋く飲むカクテルではなく、結構甘いしなんかデザートのようだ。
今世界中で広まっている作り方はこいつの簡略版で、元祖シンガポールスリングは結構材料が多く面倒くさいらしい。日本に帰ったらカクテル本で調べてみよう。
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ラッフルズホテルのロング・バー 高級そうだけど意外とカジュアル |
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| これが元祖シンガポールスリング まろやかな甘さ 炭酸は入ってなかった |
そろそろ列車の時間も近くなって来たが、どうしても昨日見つからなかったホーカーズを探したくなり付近を歩いてみた。
ふと記憶が一致する場所を見つけ、それを頼りに見つけることが出来た。
ラッフルズホテルより1ブロック奥、オールソンホテルの横にある地元民向けのホーカーズ。
カットフルーツをいくつか買って皿に盛ってもらう。3種類くらい買っても200円くらい、一人じゃ食べきれないくらいだ。
大好きなマンゴーは無かったのが少し残念だった。
21時前に宿に戻る。同室の中で一番滞在が長そうな白人のじいさんが部屋に戻っていた。
顔を合わせても無愛想でニコッともしない。彼の場所である2段ベッドの下段は自分でやったのだろう、
シーツを画鋲で止めて壁を作り、個室のようにしている。
毎日昼間出かけていき、夕方戻ってくる。
何をしているのかと思っていたら、昨日アーケードに座って縦笛を吹いているのを見かけていたのだ。
ただ音が鳴っているだけで、演奏とはとても言えない音。それでも足元には入れ物が置いてあり、幾らかコインが入っている。どうにもまずいものを見てしまったなあと思っていた。
こんな老人が遠い異国の地で、その日暮らしをしているのか・・・・。
そんな風に少し気の毒に思っていたのだが、ここで俺が何ドルかあげてもかえって失礼だし・・・・
そんなことを考えていたのに、じいさんの手には分厚い札束が。それを手で一枚づつ数えているのだ!
あのへたくそな笛でそんなに稼いだのか!物乞いしてないで早く国に帰れよ!!
文句の一言でも言いたくなったが、自分もいざとなったらバリで買った椰子の実の楽器でも弾けばなんとかなるかと思ったりもする。
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ホームの手前、駅の構内で列車を待つ人々 列車が車ではホームに入れない |
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| マレー鉄道シンガポール駅のホーム まだシンガポールの出国手続きをしていないのに ここでマレーシアの入国手続きが行われる |