旅の日記帳(UAE/ドバイ)

■ペルシャ湾のビーチ    (2004年3月3日  80日目)

憧れの青い海

ドバイに来たかった理由は過去の二つの出来事がきっかけ。
一つ目は学生時代、ガソリンスタンドでバイトしていた時のこと。
ワンボックスカーで給油しに来たお客さんがアラブ系の外国人だった。 そのお客さんが「今からこのクルマ、横浜港で船積みしてドバイに行くんだよ」と教えてくれた。 ドバイが中東のどこかの都市だということしか知らず、このクルマが今からそんな遠くに行くんだ。と印象に強く残った。

二つ目は社会人になり、海外に興味を持つようになった頃、
旅行代理店のパンフレットで「デュバイ」という表記のカタログを見かけるようになった。
ビーチが綺麗でショッピングが楽しめる中東の都市という内容で、ビーチの青さと、世界で一番高層のホテルというヨットの帆のような建物が印象に残っていた。 砂漠しかないと思っていた中東にビーチリゾートがあるというギャップに興味が沸き、調べてみたら「Dubai」はドバイのことだった。 記憶の隅に残る地名、砂漠に近い青い海。
今回の旅行でチケットの使用できる路線があることが判り、実際にこの目で確かめてみたくなった。

というわけで、今日はそのペルシャ湾に面するビーチに行くことにした。
ホテルの近くのアル・サブハバスターミナルから、ゴールドスーク行きのバスに乗り、ここでジュメイラビーチパークを通るバスに乗り換えて約30分。
市街を出て海沿いの道に出ると、高級住宅街が見えて来た。その先に真っ青な海が広がっているのが見える。
住宅も白やベージュが多く、周辺は砂漠の中の街らしく砂地なので海の青がすごく映える。「青」というより「蒼」という感じだ。
アジアのビーチとはまた違う雰囲気。見とれていたらバスを乗り過ごしてしまって、一つ先のバス停で降りる羽目になった。
高級住宅のエリアの一番端だったので、その脇を通りビーチに出ることが出来た。
本当に砂浜だけで何もないので砂浜を歩きながらビーチパーク方面へ戻る。 風が強いせいで波が立っていて、水の中で砂が舞うから透明度は低いのだが、海はここから見ると絵の具を混ぜたように鮮やかな青さ。

歩き続きたら砂浜に柵が施され、これ以上歩けない。この柵の向こうが目的地のジュメイラビーチパーク。 柵があるのは入場料を取る関係から。正面入り口に回って、入場料5ディルハム(150円)を支払う。
きちんと公園として整備されているので売店と更衣室がある。芝生や木が綺麗に植えられていて、入場料は安いがリゾート気分は結構味わえる。
売店はハンバーガーショップが一件あるだけで、ビールなどのアルコールがないのが残念だが、必要充分。 ハンバーガーセットを買って、ビーチの砂の上で食べる。
この時期ドバイは意外と涼しくて、水は冷たく感じるが、シャツを脱いでビーチに寝転んだ。
なぜ、海が青いだけでこんなに幸せな気分になれるんだろう。そんな気分。
ビーチ ジュメイラビーチパーク ジュメイラビーチパーク
ペルシャ湾
バスで行き過ぎたのでビーチパーク方面へ戻る
砂だけで何もないが、海は感動するほど綺麗
ジュメイラビーチパーク
公営の公園だからあまり期待してなかったんだけど、
このとおり、なかなかリゾート気分が味わえた
白人が多くみえるけど、アラブ系の人もいる。
全然いないのは俺達東アジア系
せっかく来たので記念写真を、と思い,セルフタイマーで撮ろうとカメラをいじくっていると、ビーチの監視員の人が声をかけてくれ、撮ってくれた。 旅のことを聞かれたので、インドから来て、これからカイロにいくのだ、というと、彼は少し驚いたような顔をしてカイロの出身だということを教えてくれた。 カイロの先はどこへいくのか、と聞かれたので、世界一周してるというと、「ふーん・・・」とピンと来ない様子で、ちょっと白けた雰囲気が漂った。
無理もない。彼にとっては世界一周の費用なんてすごい大金なんだろうから。以前もどこかの国で同じ反応にあったことがあるので、 これから先、物価の安い国では世界一周のことは現地の人には言わないことにした。

アラブ系の人たち イスラムの女性は人前で肌をさらさない。
それでも楽しそうに記念撮影していた
エジプト人のライフセーバーと
エジプト・カイロからやって来たライフセーバーと。
オレ、寒いのでズボンはいてます

再び海を見てボケっとしていると、若者の3人組が声をかけてきた。東洋人がめずらしいのかもしれない。 シリアからやってきたらしい。自分は日本から来た、というとなぜかサッカーの話になる。
偶然にも今晩日本とシリアの試合があるそうだ。「多分日本が勝つよ」「いや、シリアだよ」と軽口をたたく。 本当はサッカーの勝敗なんかどうでもいいけど。気さくないいやつらだった。

バージュ・アル・アラブ

夕方になってきたので、ビーチパークから出て、今度は世界一高いホテル、バージュ・アル・アラブを見に行くことにした。 バスに乗って、最寄のジュメイラビーチホテルへ。このホテルの姉妹ホテルということだ。
バージュ・アル・アラブはヨットの帆をイメージして設計されたらしく、その高さはおよそ300メートル。 かなりの高さなのだが、形が奇抜な上に近くに比較するものがないので高さが判りにくい。 よくこんな形の建物を建てたなと、アラブのオイルダラーに感心する。
このホテル、1泊10万円する上に、埋め立てた小島の上に建っていて、ゲートのある一本道を通らなければならない。 どうも建物内を見物目的でウロウロできる雰囲気ではなさそう。

手前のジュメイラビーチホテルのデッキでビールを飲みながら夕暮れを待つことにする。 太陽が沈み、目の前の帆形のビルに隠れる。なんとも幻想的な眺めだった。

バージュ・アル・アラブ バージュ・アル・アラブ Burj Al Arab
別名アラビアンタワー
高さ321mの超高層ホテル
ホテルのオープンカフェ
ジュメイラビーチホテルのオープンカフェ
夕焼けに浮かぶアラビアンタワーを
見ながらビールを飲んだ

ドバイのバス

バスで市内へ戻る。
バス亭で待っているとはすぐにやって来た。乗客は近辺のホテルで働いている人達ばかりで観光客など一人もいない。
ドバイのバスは新しくてキレイ、手すりが赤に塗られていて洒落た感じだ。
アラブ特有でちょっと面白いな、と思ったのが前3分の1が女性専用エリアだということ。
混雑していて、女性エリアの通路にはみ出ると、ドライバーに注意される。
男女を厳密に分けるイスラム教の習慣からなんだろうけど、かなり西欧化が進んでいると思われるドバイにあるのが以外だった。

バスの中は立っている人の肩が触れるか触れないかの混雑度。バス停に人が待っていても「満車だよ」と手で合図して通り過ぎてしまう。 安全の為なんだろうけど、限界まで乗せる日本のバスと、乗客だったらどっちありがたいだろう? 次のバスに乗れる保証もないし、乗れなかった人が気の毒というほかない。

ショッピングモールで道草

しばらくバスが走っていると、妙にきらびやかな建物の前でバスが止まった。
出来たばかりの新しいショッピングモールらしい。見たくなって思わず飛び降りた。
入り口にやたらに長いリムジンがとまっていて、さすが金持ちの国。

中に入ると、ヨーロッパの町を模したようになっていて、なかなか高級感がある。 敷地はそんなに広大ではないが、昨日いったところより新しい分高級な雰囲気。
インドも脱出したし、タイでなくしたナイキの代わりにスペイン製のスニーカーが欲しくなったが、これから行くしなーと思い、買うのはやめておいた。 それにしてもドバイは世界中のものが何でも売っている。
代わりに地元産の品が少ないのがちょっと残念だけど。

ショッピングモール MERCATO STOREというモールらしい。
2002〜3年版の歩き方には載っていなかった
内部
内部はこんな感じ
ここは中央部の吹き抜けで
左右にも店が広がっている

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