旅の日記帳 イタリア/ローマ

■ローマ市内一日観光    (2004年3月30日  107日目)

スペイン広場

目が覚めて朝食を食べに行く。この宿も朝食付きで、昨日チェックインしたフロント兼ネット屋のすぐ横のレストランで食べる。 スクランブルエッグとソーセージ、パンが食べ放題。ここぞとばかりに食いだめする。 久しぶりに懐の中身を気にしないで腹いっぱい食べることが出来た。 延泊をフロントに申し出ると部屋を移動するよう支持を受ける。 めんどくせ〜な〜と部屋に戻ると、同室だった白人の女の子がチェックアウトの荷造りをしていた。 片方の子はオレと目が合うたびにニコッとしてくれてたのだが、ついに向こうから話し掛けてきた。 何でもクロアチアからやってきて今日帰ってしまうのだそうだ。 クロアチアという国については全く知識がなかったので、行くことも考えなかったが、 こうしてカワイイ女の子と話をすると急に身近な感じがするものである。

さて、今日はローマ市内の観光をする前にやることがある。 フランクフルトに戻るための足の確保だ。 ローマからフランクフルトは結構な距離があるので飛行機がいいと思っていたのだが、 旅行代理店を見つけて尋ねてみると500ユーロくらいかかってしまうらしい。 東京−大阪くらいの感覚で考えていたのだがちょっと甘かった。 やっぱり列車で戻ることにした。

「骸骨寺」 スペイン広場 オベリスク
サンタ・マリア・インマコラータ
コンチェツィオーネ教会

別名骸骨寺、4000人の修道僧の遺骨が飾ってある
‥らしいが、入場できなかった。
スペイン広場
映画「ローマの休日」ではこの階段で
アン王女がジェラートを食べてる。
が、今は屈強な警備員が配置され
飲食してる人を注意してた。
オベリスク
スペイン広場の階段を上がった上、
ここにもエジプトのオベリスクがある。
詳細不明

旅行代理店の近くに骸骨寺?があることを知りサンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会という超長い名前の教会へ。 残念ながらちょうど休みの時間帯。あっさり諦めてスペイン広場へ。ローマは映画「ローマの休日」を見ていらい少しだけ思い入れのある場所。 このスペイン広場の階段でオードリー・ヘップバーン扮するアン王女がジェラートをなめるシーンがある。 多分映画公開後、真似する人が続出してゴミなどで汚れたんだろう。今は警備員がガン飛ばして階段付近で飲食する人を注意していた。 それでも世界各地からやって来た観光客は思い思いの場所で座ってくつろいでいた。

トレビの泉

すぐ近くにトレヴィの泉があり、たくさんあるみやげ物屋を冷やかしながら石畳の道を歩く。 路地がぱっと開けて水の音が聞こえると同時にローマ彫刻が一面に施された建物が目に入る。 ただの噴水程度の認識でいたのだが、思いのほか大きい建物ででその立派さに驚く。 人も凄く多くてなにかのコンサート会場のよう。みんな記念写真を撮るか背中を向けてコインを投げ入れるだけなのだが、 かなりの人気スポットぶりである。 このトレビの泉には背中を向けてコインを投げ入れると願い事がかなうという言い伝えがある。


1枚目を投げると再びローマを訪れることが出来る
2枚目を投げると好きな人と結ばれる
3枚目を投げると嫌いな人と別れられる

ということらしいのだが、「地球の歩き方・ヨーロッパ編」によると、最近もう一つ加わったらしい。
[4枚目を投げると新しい恋人が出来る]のだそうだ。
1枚目の話はともかく、残り3枚目はこじつけにもほどがある。 市が毎週回収するらしいので財収の為なんだろうと勘ぐってしまう。  
屋台カー 屋台カー
ジェラートやサンドイッチを売っている
真四角の車体が楽しい
トレビの泉
トレビの泉
思ったよりもかなり立派だったトレヴィの泉
何日かぶりに携帯から奥さんに電話をかけて、携帯のマイクからトレビの泉の水の音を伝える。 電話を繋いだまま、ローマに再び来ることが出来るように、自分の分と奥さんの分、1枚ずつ泉に投げ入れた。 あくまで1枚目を2回、のつもり。

コロッセオ

ここから道に迷ってしまいさっきの骸骨寺の近くに出る。バルベリーニ駅から地下鉄に乗ってコロッセオへ。駅名もコロッセオ。駅を出ると、闘技場がバーンと正面に立っている。約2000年前に建造されたのだが完全に修復すれば今でも使えるような雰囲気。8ユーロ払えば中の見学も出来るのだが、外の隙間から中の様子が少し見えるし、まあいいや、と入るのはやめてしまった。

コロッセオ コロッセオ
起源72年、およそ2000年前の建物とは信じられない。
大分修復や補強もしているようだけど...
入場料けちって入らず。
コロッセオ
コロッセオ
別角度から

フォロ・ロマーノとヴィットリオ・エヌマーレ・2世記念堂

そのコロッセオの西側にローマ帝国の政治や経済の中心部だったフォロ・ロマーノの遺跡がある。 こんなに街中なのに遺跡のエリアはしっかりと保存されておりローマは歴史の町だなと感じる。 遺跡のいくつかは復元されており当時の様子が分かるようになっており、ツアーガイドのいる団体は あちこちで説明を受けているがオレはそのまま素通り。

フォロ・ロマーノ フォロ・ロマーノ
ローマ帝国自体の中心部
ヴィットリオ・エヌマーレ2世記念堂
ヴィットリオ・エヌマーレ2世記念堂
すんげー立派で絶句
ここでムッソリーニが演説をしたらしいが、
国民をひきつけるには絶好の場所だっただろう

一つの丘の上に作られているようなフォロ・ロマーノから少し見下ろしたところにやたらに目立つ立派な装飾の屋根が見える。 それが何か確かめたくてそちらの方向へ歩く。遺跡群を過ぎて階段を下りるて歩くと、左右にイタリア国旗が掲げられ、 大理石で彫刻の施された建物が現れた。これがさっき見えた建物、ヴィットリオ・エヌマーレ・2世記念堂というものらしい。 記念写真を撮ろうとしていると、東洋人の家族にシャッターを頼まれた。会話が中国語だったので覚えかけの中国語で「どこから来ましたか?」 と尋ねると、上海からだという。「自分は日本から来た」「これからどこへ行くの?」 真実の口って中国語でも日本語でもなんと言うのか分からない。 ローマで中国語で話し掛けてくる日本人は多分あまりいないと思う。妙に友好的な雰囲気になり、 方角が同じなら一緒に行動しようという感じで聞かれたようだったが、 英語も中国語もいっぱいいっぱいだったので辞退させてもらった。

真実の口

それから数百メートル歩いて真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に到着。 近くに真実の口広場というのがあるので、てっきりその公園の真ん中にでもあるのかと思っていたが それは勘違いで、実際はこの教会の敷地内にある。 ちょっと薄暗い建物内の様子をうかがうと、観光客が記念写真を撮る列を作っている。 その列の先端にあるのが真実の口、でっかい顔のレリーフつきのマンホールの蓋といった感じ。 ここも「ローマの休日」のワンシーンで使われていて、口に手を差し込んだ瞬間に「手が抜けなくなった。ぐおお〜」 って冗談で王女を驚かすシーンがあるのだが、この顔はなんか「虚無」って感じがして 手を突っ込んだら本当にそんなことが起きそうな得体の知れない感じがする。 自分もお決まりのポーズで並んでる人に頼んで写真を撮ってもらった。

真実の口がある教会 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
真実の口がある教会
ローマの名所って名前が長くないすか?
真実の口
真実の口
みんなこれをやりたいがために並んでいる

川沿いのカフェでケーキを食べる

教会のすぐ裏にテヴェレ側が流れていてローマを東西に分断している。 川の両脇は道があって歩けるのでしばらくブラブラ歩く。 中州に教会があり、橋で結ばれていて通ることが出来るようになっている。 レンガと石の組み合わせで重厚な雰囲気、道の路面は石畳だ。 まだ冬で木は丸裸で寒々しく、空もどんよりと曇っている。 そんな雰囲気に妙にマッチしている感じ。 川沿いの道に小さなコーヒースタンドを発見。男一人テーブルに陣取ってケーキを食う。 1.5ユーロのケーキは正直ウィーンで食べたザッハートルテよりも全然美味かった。 カフェオレも0.9ユーロ。ローマでは場所を選べばそれほど物価は高くない印象。

テヴェレ川 テヴェレ川の脇を歩く ケーキとカフェオレ
こういうのをタルトって言うのかな?
美味かった

川沿いの道を離れて、ちょっと路地裏に入ってみる。 石畳の道を歩いているとたまにカフェがあっったり、急に広場や教会に出くわして楽しい。 もう少し時間が早ければこのままバチカンにも行けたのだが、時間も遅くなり、帰ることにする。 地下鉄の駅を探したのだが、方角が全然分からなくて一時間もさまよってしまった。

こんな時でもこちらが尋ねなければ街の人は誰もオレのことを気にしないし、 聞けば親切に教えてくれる。 インド、エジプト、トルコでは商売熱心ゆえに一方的に親切を押し売りされることが多かったので 今はこちらのほうが快適に感じる。 そのときの心境次第で、どちらが良いということはないんだけど。


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