旅の日記帳 バチカン

■バチカン市国    (2004年3月31日  108日目)

スペイン人に切符の買い方を聞かれる

今日も朝食付きのため、とにかく限界まで腹に詰め込む。食いだめが出来る体質?なので これで夕方まで過ごすつもり。 チェックアウトしてから荷物をフロントに預ける。 もちろん無料なのだがバルセロナの宿では3ユーロ取られた。 こういうサービスの違いが将来的な明暗を分けると思うんだけど。

ローマで泊まった部屋 ローマの宿FREEDOM TRAVERERの一室 スーパーのチーズ売り場
寄り道したスーパー
数え切れないほどのチーズの種類

ローマの駅でフランクフルトまでの列車を調べる。 便利なコンピュータ端末があって、列車の検索から切符購入まで出来る。 適当にいじって調べていたら、年配の白人旅行者に使い方を聞かれてしまった。 どうもスペインに帰る切符が買いたい様子。 自分の中ではもう、スペイン人とかイタリア人じゃなくて「ヨーロッパ人」不便なんかないんだろうととひとくくりで見ていたのだが、 当事者同士はそうでもないらしい。 一緒に操作してあげたら感謝されてしまった。

自分の経路を調べてみると、イタリアとドイツの間にはスイスがあるため、スイス各都市−フランクフルト間の情報は分からない。 とりあえず今日の夜行列車でイタリア北部の中心的な駅、ミラノに向かうことにする。 切符を買って駅を出ようとすると、ものすごい雨が降っている。 一時間くらい待って小降りになるのを期待したが、雨の勢いは相変わらず。 駅の正面出口で立っていると、インド系の男が折り畳み傘をたくさん手にぶら下げて寄って来る。 5ユーロで比較的まともそうな傘購入。駅前のバス停までのわずか百数十メートルだが、 傘がなくてはびしょ濡れになる所だった。

大雨の中バチカンへ

大雨の中、連結式のバスはローマの町を行く。 本当は乗車前に切符を買う必要があったらしい。みんな車内の機械に切符をピッとやっている。 終点のバチカン市国前で降りるとき、なにも気にしないフリをしてそ〜っと降りてしまった。 すいません。ただ乗りしてしまいました。

バチカンを目指して石畳の道を歩くのだが、土砂降りで足はグショグショ。水を吸いやすい材質の靴しかないのがまずかった。 タイのプーケットでなくして以来、スペア用の靴をだましだまし使ってきたのだった。 諦めて濡れるにまかせることにした。

バスを降りたところ バスを下車して歩く
正面にサンピエトロ大聖堂が見えて来た
サンピエトロ大聖堂
サンピエトロ大聖堂
写真が小さくて立派さが伝わらない・・・

バチカン市国とイタリア・ローマの国境というか境界線はどこなのかよくわからない。 とくに入国に関する手続きなどないからだ。 雨なのに参拝客の数はかなり多い。さすがキリスト教の総本山だ。 正面に見えるサンピエトロ大聖堂、両側には半円形の回廊があり、支えている円柱は284本もあるという。 回廊に屋根があるおかげで濡れずにすむ。 列の後ろに並んで大聖堂の中に入った。

回廊 両側にある回廊
柱の間を歩くことが出来る
大聖堂内部
中に入るとその広さ、
内装の緻密さに圧倒される

中は天井がかなり高く、そして広い。隅々まで彫刻と宗教で埋められていて 緻密、そして美しい。
だけど自分自身はあまり感動しなかった。 足が濡れてそちらが気になるというのもあるが、 キリスト教に対する尊敬とか信仰心が全くないせいかもしれない。
なにかゴチャゴチャして情報が多すぎるというのもあるだろう。 それに「別な人たちの世界」という感じがしてしまう。
短期間に色々な場所を見すぎて感動が薄れているのが一番大きな原因だろうか。

キリストを抱くマリアの姿を形にしたミケランジェロの大理石像「ピエタ」を見る。 確かに生き生きとしてすばらしいもので、旅先で会った人にも「絶対見ておいたほうがいい」と言われたが 正直こちらも感動はしなかった。 後で写真でディテールを見て「ヤッパリ凄いな」と思ったが、実物ももう少し近くで見せてくれないと。

ドーム型の屋根 ドーム型の屋根にも複雑な装飾が。
ちょっとイスタンブールのアヤ・ソフィアを思い出した
ミケランジェロ作 ピエタ
「ピエタ」ミケランジェロ作
あまり近寄れないのでデジカメのズームが役立つ

バチカンには郵便局があるので、バチカン入国記念?に友達に絵葉書を送る。 赤い服を来た法王様のお姿の後ろにサンピエトロ大聖堂が写っている写真。 ちょっとわざとらしい合成が返って面白心をくすぐる。 送り先の彼は、オレがインド・バラナシで送った絵葉書に赤い卍模様がびっしりとデザインされていたので なにかの怪しい宗教の葉書かと思って一瞬ビビッたらしい。 これならばそんな誤解もされずバッチリである。 黄色いポストに投函して無事に日本に届くことを祈る。

ローマ法王の絵葉書 バチカンの郵便局
おっ、法王様の絵葉書だ。
友達への手紙はこれにしよう
バチカンのポスト
書き終わってポストに投函
バチカンのポストは黄色なのか。(ローマは?)

タイで無くして以来、やっと靴を買う

雨はまだまだ降っていて止む気配はない。 バス停で駅前に戻るバスを待っていたら、ふとスポーツ用品店が目に入った。 戻って靴を乾かしてもまた濡れてしまうだろうし、ここでいいのがあったら買ってしまおう。 英語で親切に応対してくれる店員さんがいたこともあり、 イタリアだからFILAだろう!とFILAのスニーカーを買ってしまった。 黒の(ビニール?)レザーだからこれで雨でも大丈夫だろう。

靴を買っているうちにバスを逃してしまい、歩いて最寄の地下鉄の駅オッタヴィアーノへ。 ローマ・テルミニ駅は戻って宿から荷物を回収した。

洋服が濡れてしまったままでミラノに向かうのはキツイ。 幸いランドリーが近くにあるので預けてしまった。 ここはインド系の主人が経営しているようで店内にインドポップスが流れている。 駅前の傘売りもインド系のようだったし、インド系の移民が多いのかもしれない。

軽くコース料理などを食べてみる

洗濯の仕上がりを待つ間、せっかくイタリアに居るんだから ちょっとまともな食事をしたくなった。 まだパスタもピザも食べていないのだ。イタリア人にしてみればピザもパスタも軽食のうちで 「まとも」でないかもしれないが、 自分にとってはイタリア料理といえばパスタとピザ。 近所で一番賑わっているレストランに並んで入ってみた。 わりと地元民むけの店のようで、メニューはイタリア語、 何とか解読して料理2品とパン、サラダ、デザートに500mlのミネラルウォータの付いたコースを注文。 パン以外の全ての料理は選択式で、14ユーロ、2000円弱はお得感たっぷりである。

La Famiglia La Famiglia
ラ・ファミーリア
Via Gaeta 66
06-4940622
テルミニ駅から大蔵省に向かう道の途中
教会の次の筋を右に曲がったところにあります
店内
なかなか繁盛してるもよう。
行列の出来る店は美味い、はず。

一品目はボロネーゼパスタ。パスタはもっちりとしていて、それでいて歯切れがいい。さすが本場のパスタと満足。 二品目、ピザを頼んだはずがでっかいポークステーキが出てきた「これ頼んでないよ」といってメニューで確認してもらったのだが、 オレが頼んだのはこれで間違いないという。どうやら味付けが「何とかピザ風」だったらしい。 ピザは食べそこなったがこれはこれで美味い。しかしどう考えても量が多すぎて平らげるのに苦労する。 途中、スープかサラダかを選択して出てきたグリーンサラダも食べ、最後にデザートのケーキとコーヒー。 味も美味いし店の雰囲気もまあまあ、なかなか良い店だったのだが急いで食べるような感じになり店を出る。 人気の店のせいか待っている客も多く、4人かけられるテーブルに1人というのは申し訳ない感じがしたからだ。 二人だったら話相手になるし、もっとゆっくり出来るんだろうけど、やっぱ一人でこういう店はつらい。

メニュー
ボトルのミネラルウォーター→パスタ→サラダ→メイン→デザート&コーヒーで14ユーロ。おすすめ!
多分今回の旅行で1〜2を争う内容 でも、一人で入ってこんな写真撮ってるオレって....
(穴場の店見つけた!と思っていたんだけど、帰国してから「歩き方」見たら載ってたよ。せっかくいい店見つけたと思ったのに〜)

クリーニング屋に戻ると、洗濯は無事に仕上がっていた。 腹も一杯。服もバリっと仕上がって、気持ちよくローマを出ることが出来る。 発車前に駅の売店を覗くと飯島愛の「プラトニック・セックス」のイタリア語版が売っていたので驚く 前に奥さんが買ってきたのだが、文章のしょぼさ(人のことは言えないが)に半分ほど読んでやめた記憶がある。 表紙はアニメ調にデザインされて現代日本をイメージしてるんだろうけど、この本がイタリアでどういう受け取られ方をしてるのか気になる。 まだ本人が現役のとき、オレはたしか高校生くらいだったはず。ずいぶんお世話になったが、 そのときは自分がこうして飯島愛が書いた本をイタリアで見ることになるとは想像もできなかった。
まあ、どうでもいい話だが。

テルミニ駅正面 テルミニ駅正面
再び列車に乗り込む
本屋のディスプレイ
駅の書店で
飯島愛の「プラトニック・セックス」が売っていた
こんなアニメチックな表紙なのか

この旅では国ごとに記念のキーホルダーを買うようにしているんだけど、 イタリア版はまだ買っていない。夜も10時をすぎるとしまってる店も多くろくなものが見つからない。 黄色い変なボールペンのついたキーホルダーを買ってしまった。

ミラノ行きで出発

列車は22時40分発、ミラノセントラル行き。予定通り行けば朝の6時頃到着だ。
乗り継ぎがうまくいけば昼過ぎにはスイスのチューリヒに行くことが出来るばず。
今回の列車も3人掛け×2の6人部屋。結構広いんだけど例によってメシ食ったり酒飲んだりができない。
景色も真っ暗で見えないので早々に寝てしまう。

ミラノ行き急行列車 ミラノ行き急行列車に乗り込む

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