旅の日記帳 ノルウェー/トロムソ

■オーロラを見た!    (2004年4月5日  113日目)

北極圏証明書

9時過ぎ起床、朝食時間ぎりぎりに食堂へ。パン、チーズ、ハム、ゆで卵とコーヒーが用意してある。 適当にはさんでサンドイッチを作り、バイキング形式で取り放題なのをいいことに食べまくる。昼食用にと少し余分にいただいてしまった。

バイキングホテルの食堂 バイキング・ホテルの食堂 朝食
ビュッフェ形式なので食べまくり

ホテルを出てメインストリートに面する観光案内所へ。ここでは北極圏へ来たことの記念に証明書を作ってもらえる。 しかし事前の情報で35クローネのはずが75クローネに値上げされているではないか。その代わりピンズがセットになっている。 それなら仕方ないかと、購入。証明書に名前と日付を書き込んでもらった。

案内所には日本語のパンフレットも置いてあり、案内員の女性にたずねると日本人も結構来ているらしい。 年間何人くらいの日本人が訪れるのか知りたかったが、自分の語学力のせいか、この女性がたまたまが知らないのか、結局わからなかった。

ツーリストインフォメーション トロムソのツーリストインフォメーション 北極圏証明書
北極圏証明書とピンズ。
日本語パンフレットももらってきた

ポーラリア

次は北極圏博物館「ポーラリア」へ。 ドミノ倒しのような形状の建物は面白い形だが、期待していたほどの規模ではない。
今は夜の長い冬季期間中なので、営業時間は12時から。開館まで30分ほど外で待たされる。
80クローネ支払って中へ。係員はオレが日本人だとわかると日本語の案内書を貸してくれた。
案内書はパソコンのプリンタから出力したものをファイルに閉じたもので、 ノルウェー語と英語で書かれた案内表示の日本語版だ。 これを持っていれば多少は展示にも興味が沸きそうだ。 やっぱりトロムソは日本人客が多いのだろうか?

入館して最初の展示は北極圏の自然を5面スクリーンで映し出すもの。 氷山の上を飛行機から撮影したようなスピード感のある映像が素晴らしかった。 次の北極のジオラマは張りボテの域を出ず、記念撮影にはいいかな?という感じ。 ジオラマを抜けると水族館。規模が小さいものの水中トンネルやアザラシプールがあり、まあ一時間くらいはつぶせるかという内容だった。 ちなみにここにいるアザラシには舞ちゃんという日本名を持ったのがいる。捕獲時に日本のTVクルーがいたために日本にちなんだ名前がつけられたのだそうだ。 展示が物足りなかったので、トロムソ博物館に行ってみようと、ポーラリアのスタッフに場所を聞いたが、バスで行かなければいけないようで結構遠そうだ。 トロムソ博物館は結局あきらめた。

ポーラリア 5面スクリーン 北極ジオラマ
ポーラリア
流氷が重なり合って崩れるところを
イメージしてるんだろうか?
5面スクリーンの映像に引き込まれる。これは〇 北極探検隊の再現ジオラマ
水中トンネル アザラシ 展示館
水中トンネルの上ではアザラシが泳いでいる プールの上から見たアザラシ 自分で実験できる設備もある
この子は力いっぱい回してた

世界最北端のビール工場 マックビアー

ツーリストインフォメーションで界最北端のビール工場、マックビア−のパンフレットを見つけ、 平日1時30分から工場見学ツアーを開催しているということを知った。 ポーラリアに行く前に、工場見学について聞いてみようとマックビア−の工場に向かうと、なんと泊まっているバイキングホテルのすぐ近所だった。 煉瓦造りの大きな建物、確かに良く見れば工場らしい形をしている。

パンフレットには直営のパブがあって見学ツアーのスタートはここからと書いてあるので、 昼間から営業しているパブに入り込み、店員に見学ツアーのことを尋ねてみた。 だが、残念そうに「今日はやっていません」という。「明日は?」と聞きなおすと、 「すいません、今週はお休みなんです。」
今週は「ボス」がイースターの休暇でいないのでツアーはお休みとの事。 イースターといえば、キリスト教徒の復活祭。日本人のお盆休みのようなものか。 オスロからの便が満席だった事を思い出し。納得。 ちなみに見学ツアーの料金は100クローネ(約1600円)だそうだ。

ポーラリアの見学を終えてパブに戻って来た。さっきの店員に挨拶してビールを注文。 大きなジョッキでぐいぐい飲む。店はレンガの壁に囲まれて重厚な雰囲気。 ホッキョクグマの剥製が目立っていた。 昼間から飲んでる人はそんなにいなくて、一人で来ていた地元のおっさんはオレがデジカメのセルフタイマーで自分撮りをしているのを、 「なーにやってるんだ?」と言う顔で見ていた。

マックビアー 工場全体 パブの中
マックビアー 古めかしい造りの工場 併設のパブ
マックビアーは意外とあっさり系の味だった。

市内中心部の様子

トロムソの人口は約5万人、けして大都市ではないが、北緯66度33分より内側の北極圏では最大の都市、 最北の大学やビール工場があるだけに、街にも意外と色々な店がある。 今日は月曜日なのでメインストリートの店もほとんど開いていて、だれも居なかった昨日と比べると別の町のよう。 時計やPCの店、洋服も結構広いフロアの洒落た店がある。スポーツショップもあるし、バーガーキングまである。 金さえしっかり持っていれば、とくに不自由なことはないという印象。 ただ、冬季の間は店が17時くらいに閉まってしまうのが困る。かわりに白夜もある夏季は21時くらいまで営業するようだ。 これから行く展望台も、夏季は深夜1時までやっているらしい。

メイン通りの様子 教会 ショップ
トロムソのメインストリート 街の中心部にある教会 こんなショップもあり、値段が高い点を考えなければ買い物も楽しめそう

展望台からの眺め

ここ、トロムソは島なのだが、ノルウェー本土側とは数百メートルしか離れていなくて、橋で行き来できる。 その本土側にロープウェーで登る展望台があるので、歩いていくことにする。 多分2〜3キロ以上は歩くと思うのだが、今日は天気が良いので景色を見ながらぶらぶらと歩く。 トロムソ橋は中央部分に行くに従って高くなっていく構造なので、歩くごとに眺めがよくなる。 海の向こうに見える白い山と雪原には人の気配がなく、とんでもなく遠い所まで来てしまったことを実感する。

トロムソ橋 橋の上からの眺め 北極教会
奥に見えるのがトロムソ橋 橋の上から北の方向を眺める
遥かかなたに神秘的な光景が広がる
トロムソのシンボル北極教会が見えて来た

対岸のノルウェー本土側に着き、ピンズの図案にもなっている教会の横を通り過ぎ、静かな住宅地を歩く。 そろそろかな、と山のふもとに曲がる道を見ると、そこがロープウェイ乗り場だった。 チケット(80クローネ)を払って乗り込み、すぐに出発。山頂には小さな喫茶店があり、 リフトはないが、歩いて丘を登りスキーを楽しむ人が数名いる。

ロープウェー ロープウェー乗車中 展望台
ロープウェーに乗って展望台へ 一気に展望台へ
見る見るうちにトロムソの全景が広がる
展望台に到着

ロープウェイ降り場の上が展望台になっていて、そこから眺める景色はさっき見た橋の上とは比べ物にならない。 トロムソ島全体が本当に良く見える。島全体に黄色や白の比較的明るい壁の家が島中に広がっているので、 人口が6万人しかいないようには思えない。 そして島の向こうは海を隔ててやはり人の住んでいない雪山が広がっている。 逆光に輝く神秘的な風景にしばし見とれる。

喫茶店でコーヒーを飲んで一息ついてから下に下り、再び歩いて宿に戻った。
トロムソ島全景 展望台の裏 陽気な三人組
トロムソ島全景
今歩いてきたトロムソ橋も見える
展望台の裏では
スキーに来た地元の人がくつろいでいる。
リフトはないから足で登るらしい
陽気な三人組
っていうかヨッパライ

オーロラが見えた!

トロムソの店は冬季期間は17時くらいに閉まってしまう店が多いので、もう殆どやっていない。 今日は曇り空だったし、オーロラも見えそうにないので、部屋でゆっくりしようとベッドの上でゴロゴロしていた。 日照時間が白夜のある夏に向けてだんだん長くなってきていて、22時を過ぎても東の山のあたりはまだ薄ぼんやりと明るい。 深夜0時半ごろ、トロムソの夜景が見たくなり、外へ出た。

もう朝にはニューヨークへ向かうので、街の明かりを見納めるつもりだった。 港の方に向かって歩き出しながらも、オーロラを探して目は空を見ている。 しばらく見つめていると、明らかに雲ではない、薄い緑色のもやもやが現れた。 もしかして...と思いながら見つめていると、そのもやもやは動いているように見える。 薄い緑色の光は、空を横断して自分の頭上180度カーテンのように全て覆っている。 興奮して見とれていると、タクシーがやってきて自分の少し後ろで止まり、ドライバーが出てきた。 オーロラが出てるよ!という気持ちで指を空に向けたが、ドライバー氏は気にせず通り過ぎた。
考えてみれば地元の人にはあたりまえの景色なんだよな...
オーロラは10分ほどで消えてしまったが、デジカメで何枚かの撮影に成功した。 空を見上げながら歩いていると、30分後くらいに違う場所に緑色のもやがあらわれ、さっきと同じようにたちまち大きなカーテンになった。 ぼーっと眺めていると、やはり10分くらいで消えてしまい、今度は再び現れることはなかった。

一週間滞在しても天候が合わなければ見ることができず帰っていく人もいるという中で、 たった二晩の滞在でオーロラを見ることができ、幸せな気分で宿に戻った。
トロムソ橋 トロムソ橋の夜景
オーロラはまだ見えない
オーロラ
緑色のモヤモヤが見えて来た
初めはオーロラだとわからず・・・
港 消えてしまったので、少し散歩
トロムソの夜は本当に静か
オーロラ
広場に移動
さっきよりもずっと鮮やかなオーロラが現れた!
オーロラ 真上を見上げる
まさに光のカーテン
トロムソ橋から
オーロラが見えなくなってトロムソ橋へ。
水面に反射する月がきれいだった。
ありがとう! トロムソ

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